マヂヤメロ(マテ
…閑話休題。
UNIX界隈では有名な sl コマンド。
ファイル一覧を表示するコマンド ls をtypoして sl と打ってしまうと、画面をSLが疾走するというジョークコマンドです。20年以上前の代物ですが、なんとRHEL 9系OSでもしれっと動いてしまうのでした。
注意)インストールはご自身で管理している個人的な環境に限定して下さい!
インストール
まず、GitHubにあるリポジトリからソースコードをダウンロードします。
ついでにこちらで公開されているパッチ(改造5 fix 1)もしれっとダウンロードします。
開発パッケージが入っていなければインストールします。
# dnf groupinstall "Development Tools"
ソースコードを展開し、コンパイルします。
$ tar xvzf sl.tar.gz
$ cd sl
$ patch -p1 < ../sl5-1.patch
$ make
もしかすると
sl.c:35:12: 致命的エラー: ncurses/curses.h: そのようなファイルやディレクトリはありません
35 | #include <ncurses/curses.h>
| ^~~~~~~~~~~~~~~~~~
コンパイルを停止しました。
make: *** [Makefile:23: sl] エラー 1
とエラーが出るかもしれませんので、その場合は不足してるライブラリをインストールします。
$ sudo yum provides \*/curses.h
:
ncurses-devel-6.2-10.20210508.el9.x86_64 : Development files for the ncurses library
Repo : appstream
一致:
ファイル名 : /usr/include/curses.h
ファイル名 : /usr/include/ncurses/curses.h
ファイル名 : /usr/include/ncursesw/curses.h
$ sudo dnf install ncurses-devel
コンパイルに成功すると、sl という実行コマンドができあがります。
あとは実行するだけです。